ALPS処理水(放射能汚染水)の海洋放出(東京電力福島第一原発由来)

原子力市民委員会(CCNE)では、ALPS処理水(放射能汚染水)の海洋放出問題について、2013年発足当初からの取り組み課題として、さまざまな提言や声明を発出してきました。下記はその一覧です。
汚染水の海洋放出をめぐっては、福島第一原発周辺で操業する漁業者の反対のみならず、福島県内51の自治体のうち、41の市町村議会が反対・慎重の意見書を可決するなど、多数の県民・国民が反対の意を示していました。2023年8月に放出が開始されましたが、CCNEでは継続して代替方法の実施を求めています。

2024年3月
提言:「福島第一原発の廃炉について「汚染水発生量ゼロ」の目標を明確化し、燃料デブリ取り出しを中止した上で、現在の位置での長期遮蔽管理を求める

2023年12月
声明: ALPS処理汚染水の海洋投棄を即時中止し、 デブリ取り出しと非現実的な中長期ロードマップを見直し、福島第一原子力発電所の「廃炉」のあり方を公開・透明な場で検討するべきである

2023年8月
緊急声明「関係者との合意を無視した海洋放出決定は最悪の選択である
Urgent Statement: “Decision to start releasing ALPS-treated radioactive water into the ocean ignoring the agreement with the interested parties is the worst means” (英語)

2023年7月
見解:IAEA包括報告書は、ALPS処理汚染水の海洋放出の「科学的根拠」とはならない。海洋放出を中止し、代替案の実施を検討するべきである
Commentary: The IAEA Comprehensive Report does not provide a “scientific basis” for the oceanic release of ALPS-treated radioactive wastewater. (英語)

2022年8月
原発ゼロ社会への道 「無責任と不可視の構造」をこえて公正で開かれた社会へ

2021年6月
トリチウム汚染水海洋放出問題資料集

2021年4月
福島第一原発のALPS(多核種除去設備)処理汚染水海洋放出問題についての緊急声明

2020年10月
声明:政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである

2020年4月
東電福島第一原発の処理汚染水に関する声明~合意なき環境放出は将来に禍根を残す~(声明発表記者会見の資料はこちら

2019年10月
原子力規制部会「ALPS 処理水取扱いへの見解」
原子力規制部会「ALPS 処理水取り扱いへの見解」についての補足

2018年6月
声明:トリチウム水は大型タンクに100年以上保管せよ
福島第一原発構内のトリチウム水海洋放出問題 論点整理
Deposit Tritiated Water in Large Tanks for 100 Years or Longer(英語)
Releasing Fukushima Daiichi Nuclear Power Station Tritium to the Ocean – Getting the Issues Straight –(英語)

2017年12月
『原発ゼロ社会への道 2017 ── 脱原子力政策の実現のために』第2章

2017年11月
特別レポート1 『100年以上隔離保管後の「後始末」』改訂版2017

2014年4月
『原発ゼロ社会への道──市民がつくる脱原子力政策大綱』(2014)第2章

2013年8月
事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言
Urgent recommendations for bringing the Fukushima accident under control and establishing a system to cope with contaminated water leaks (英語)

関連資料

参考資料